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1950 日本電設工業

平成17年07月01日(金)


 本日ご紹介するのは1950 日本電設工業です。日本電設工業は、JR東日本向け工事で、トップの企業です。

 情報通信工事の回復、更に上越、東北新幹線など、JR東日本関連の工事も伸びており、今3月期は経常利益で1%増の見通しとなっています。また、JR関連企業向けにIP電話の工事も延びており、一般電気工事の不振を補っています。

 更に支援材料は今年1月に発表されたJR東に本の中期経営構想です。安全対策への重点配分を目指し、設備投資を年間200億〜300億円増加の年3500億〜3600億円に引き上げる方針としており、日本電設工業にとっても、追い風となる内容となっています。更に、工事の発注が資材調達も委託する形へと変化しており、利益率の改善期待が大きいこともプラス材料になっています。

 業績は、しっかりながら、株価の割安感が目立っていることが、目先の注目材料となっています。PBRは0.6倍台、PER18倍台という水準には割安感が強く、下値不安の少ない銘柄と言えます。

 株価は700円前後で1000株単位の銘柄です。5月初旬に年初来高値739円更新後は調整となっていましたが、600円まで下げたところで反発、25日・75日移動平均線を抜けて、順調に下値を切上げています。チャート面でのしっかりした動き、そして株価の割安さから、中長期的な上昇が期待される銘柄となっています。





3月期決算企業、株主総会ピークを迎える



 29日に3月期末決算企業の、約1600社が株主総会を開催しました。今回は、ニッポン放送株をめぐる買収問題などを受けたあとの株主総会とあり、買収防衛策を提示する企業が数多く出るなどの特徴がありました。ただ、株式価値の希薄化懸念や、買収防衛の意図を株主に説明できない企業など、否決される例も多く、株主が企業に対する意思表示を明確にしつつある流れが改めて認識されています。

 株主総会での意思表示には、実際に総会に足を運ぶほか、郵送での投票や、一部インターネット、携帯電話からの投票なども可能になってきています。企業に出資するという株式投資の側面からみると、株主総会は非常に重要な株主の権利でもあります。総会の議題などについても、改めて目を向けてみてはいかがでしょうか。




松原佐代子

日本テクニカルアナリスト協会・検定テクニカルアナリスト(CMTAU)
日本ファイナンシャルプランナーズ協会・AFP

 95年より猛烈に株式意欲湧き、株式投資を猛烈に研究、テクニカルアナリスト資格取得、FP資格取得、株式投資家としても実績を重ねて独自の運用システムを開発。今ではプロとして独自の見方による銘柄発掘をして評価を得るようになった。銘柄を徹底研究、成長性ある妙味ある株を紹介する。


ヒストリカル
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