本日ご紹介するのは1950 日本電設工業です。日本電設工業は、JR東日本向け工事で、トップの企業です。
情報通信工事の回復、更に上越、東北新幹線など、JR東日本関連の工事も伸びており、今3月期は経常利益で1%増の見通しとなっています。また、JR関連企業向けにIP電話の工事も延びており、一般電気工事の不振を補っています。
更に支援材料は今年1月に発表されたJR東に本の中期経営構想です。安全対策への重点配分を目指し、設備投資を年間200億〜300億円増加の年3500億〜3600億円に引き上げる方針としており、日本電設工業にとっても、追い風となる内容となっています。更に、工事の発注が資材調達も委託する形へと変化しており、利益率の改善期待が大きいこともプラス材料になっています。
業績は、しっかりながら、株価の割安感が目立っていることが、目先の注目材料となっています。PBRは0.6倍台、PER18倍台という水準には割安感が強く、下値不安の少ない銘柄と言えます。
株価は700円前後で1000株単位の銘柄です。5月初旬に年初来高値739円更新後は調整となっていましたが、600円まで下げたところで反発、25日・75日移動平均線を抜けて、順調に下値を切上げています。チャート面でのしっかりした動き、そして株価の割安さから、中長期的な上昇が期待される銘柄となっています。
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