平成17年07月07日(木)
大切なのは強い意志を持って相場に臨めるかどうか...
山岡マネージャー
:いつも申し上げているように相場の先行きは誰にも分かるものではないのですが、それでも圧倒的に強気の声が多いですね。それも30年ぶりとか40年ぶりとか50年ぶりとか、とにかく「歴史的景気拡大期」に差し掛かっているという話ですよね。
海原総料理長
:らしいなぁ。しかしだ。景気や経済はそうかもしれないが、これもいつも言うことだが運用というものは強気を考えればいいというわけでもない。よく混同したり勘違いしたりする人がいるが意地になるとか強情なことで儲けられるのではない。大切なのは強い意志を持って相場に臨めるかどうかだな。相場には精神論が案外要求される。
山岡マネージャー
:ですね。おっしゃる通りだと思います。意地になったり強情を張るというのは、早い話がアッサリしていないんですよね。勝つ、儲けるということに強い執着やこだわりがあり、それは負けを簡単に認めたくないということにもつながり、それが仇になってロスカットを拒み、損失を拡大させることになるのです。だから5勝1敗なのに1敗の負けが大きいのでトータルで損をしているという滑稽なことになるんですよね。
海原総料理長
:そういうことだな。だから意志が強い投資家はルールに厳格に従って行動するので3勝2敗の繰り返しでもどんどんプラスになっていくわけだ。それとだ。何事も表があれば裏もあるように物事を完全に成し遂げるためには対象となるものの一面だけを理解しても十分ではないということだ。株を買うという時に強気という気持ちが働いたのであれば株を利食いするという時には弱気という気持ちが働くわけで、強気と弱気の両面を常に柔軟に使い分けることが大事だな。当たり前のことだが当たり前にできない投資家が多いから損をする人が多いわけだ。うまくやっている人はいいとして、時々つまずくような人は、どこか考え方に勘違いや無理がないかを自己診断してみるべきだろう。
山岡マネージャー
:違う言い方をすれば感情のコントロール、抑制でしょうかね。「人間は感情の動物だ」としゃあしゃあと言ってのける人がいますが、しかし、優れた投資家は感情をコントロールできるわけですし、誰だって訓練次第だと思いますから、「人間は感情の動物だ」というのは「人間は感情をコントロールできない犬畜生と同じです」と言っているようなものです。こうしたことも総料理長のおっしゃるような勘違いや無理な考え方だと思います。それでは本日も、いくつか「先高期待株」をお願いします。
海原総料理長
:そうじゃな。もうどうしようもないという感じなのが石油株だが、やはり、
5007コスモ石油
だろう。今朝はNY原油先物が再び高いというだけでなく時間外でも高くなっており、しかも、依然として先高感が強い。テレビでも報道されたように、かつてのオイルショックの時の物価に換算すれば80ドル台、90ドル台があっても何ら不思議はなく、しかも、Brics4カ国の経済成長が続くとすれば年内にも100ドルという大台に乗せる可能性もあるという見方がまことしやかに言われている。それでいてコスモ石油はPERも10倍以下という水準だ。5月から株価も150円ぐらい上がっているのだが、まだまだ、これから150円ぐらい上がって600円台が見込めるのではないだろうか。
山岡マネージャー
:ここでドイツ証券が1500円目標としていることで注目されている
6436アマノ
。6月に大きく立ち上がって話題になりましたが、ここ最近は高値圏で高止まりしていることもあって不安定な動きも見せていました。個人情報保護法の関係や新札特需で前期は大幅に業績が伸びた、その反動もあって今期はやや落ち込みが予想されていたのですが、最近のアナリストの予想では「今期も増収増益が期待できる」となってきたことが下値を支えているようです。しかも、来期も増収増益予想ですし、最近の「雇用情勢の安定というのも同社のような商売には追い風と考えられます。
海原総料理長
:昨日は銀行株が小幅だが軒並安で、ちょっとした話題になっていたが、恐らく売りの主体は個人の見切り売りと見られるが、しかし、銀行株の中でも先行して下げてきた
8411みずほ
はそろそろ買い場だな。チャートを見比べてもらうと分かるが明らかに三菱東京、三井住友、UFJあたりとは違う。大手都市銀行の中でも下げをリードするような下げを演じてきたが今や40万円台だ。サイコロも16.67まで低下している。今期・来期と経常増益基調が見込まれているだけに50万円を割ってきたとなると、いくらなんでも売られ過ぎだ。今日あたりの全体の地合いが弱い場面は買いの急所かもしれんぞ。
山岡マネージャー
:一昨日に出来高6400万株の大商いを演じた
8268西友
。例のウォルマートの改革が報じられたことで人気化したわけですが、直後に会社側が具体的なことは決まっていないと否定したことで渋々とした動きになっておりました。しかし、事情通によれば、会社側が正式に発表できるようなものとしては詳細が決まってはいないが、大筋で決まっていることは新聞に報道された通りのようで、米国本土ではウォルマートの業績が好調ということもありますし、ここは静かに落ち着いている今が再び買い場に違いないといった見方に傾きつつあるようです。依然として大化け説が燻っています。
海原総料理長
:先日も推奨されていたわけだが
4631大日本インキ
。引き続き某外資系大手の見直し説が燻っている。よく業績見通しを調べてみると今期は特別損失が発生するのだが来期には利益が急浮上するため、来期予想PERは10倍、11倍という見通しだ。こうしたことに先行して株価も買い進まれてきた経緯があるが、事情通によれば今は株価300円台だが、400円台までは買ってもいいだろうとのことだ。決して軽い銘柄ではないし、仕手株とも異なる銘柄だが、ちょっとした相場に発展する可能性はありそうだ。
山岡マネージャー
:ここもとアップトレンドが続いている
3526芦森工業
。ホース大手の芦森工業ですが、やはり、ここでの切り口は自動車関連ということでしょうか。今朝もトヨタとダイハツがインドで共同生産といった報道で買い物を集めるなど、国内の大手自動車が内外で生産を増加させていることもあって、こうした自動車関連の好業績銘柄には買いが入りやすいようです。今期も増収増益予想、来期も増収増益と見通しは良好、来期予想PERは16倍前後という水準です。少し買われてきているところですが、むしろ勢いがある銘柄として見直されそうです。その子さんは何か材料株情報ございますか?
その子さん
:ていうかぁー、東日CLGだとか某6000番台の機械株とかさ、完全に終わっちゃったようなのがあるでしょ?まだ終わったのか終わってないのか分からないような動きじゃなく、それこそ小学生でも分かるような明らかに「終わった」という崩れ方をしているやつ。こういうのが出てくるとね「仕手株は当分ダメだ」と考える人もいるかもしれないけど、実際はそうじゃないのよね。これは新しい仕手株が出てくるという「サイン」でもあるわけよ。で、本尊はどうしているのか?というと本尊は無傷でとっくの昔に売り抜けているわけ。要するにチョウチン筋が相場が終わったことを完全に自覚して諦めると次なる新しい生命が誕生する、そんな感じよね。だからさ、これから新しい銘柄がドカーンと立ち上がってくると、シコってたのを損切りなり何なりでカットしたわけだから枠が空いているわけじゃない?そんで、よせばいいのにまた参戦してチョウチンをつけてくる、この繰り返しってこと。てなわけで、結構やってきた銘柄だけど
7724金門
。アタシもゴールデンゲートと何度も推奨してきたわけどさ、先日の「債務超過を解消」という新聞の記事でまた勢いがついてきたわね。理想買いから現実買いって感じかしら。案外この金門あたりが「次なる東日CLG」みたいに育っていくのかもね。
山岡マネージャー
:ありがとうございました。それでは、総料理長の方から「今日のおすすめ」をお願いします。
海原総料理長
:そうじゃな。新たな手掛かりが報じられた
6440JUKI
。これは素直に今からでも狙えるだろう。すでに報じられていることだがJUKIは2007年度までに研究開発要員を2004年度比で2割増の540人に拡大し、産業機器と家庭用ミシンの品揃えを広げて工業用ミシンと並ぶ事業の柱に育てる計画をしている。工業用ミシンでは世界トップの同社、それでも今期業績は工業用ミシンがやや落ち込む見通しで、こうした研究開発要員の増強によって産業機器や家庭用ミシンの伸びでカバーすることで安定した業績を確保できると考えられる。ファンダメンタルズも着実に改善が進んでおり、チャート的にも買い安心感がある。新味のある銘柄ではないが、ここは新鮮な気持ちで仕込んでみたい。
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